ローソク足・トレンドライン

FXの初心者にとって、チャート分析を行う際にまずやってみるべきなのは、「ローソク足」をつくることです。まずは任意の期間で過去の価格の変動をまとめたものを並べてみます。そして、その変化の状況を1ヶ所にまとめて、数学の時間に習った棒グラフのように、「トレンドライン」という1本の直線で表してみます。これによって自分の持っている通貨ペアの価格が上昇傾向にあるのか、下落傾向にあるのか、ということが一目で理解できます。

スキャルピングトレードの様々な局面


FXの投資スタイルの一つにスキャルピングトレードがあります。このスキャルピングというテクニックは、数分から十数分という極めて短期間の投資売買を繰り返して行い、少額の利益を積み上げていくというスタイルになります。
一度に得られる利益はわずかですが、逆に一度に大きく損失する可能性も極めて低く、リスクコントロールをしやすいという点があります。
デメリットを挙げるとすれば、回数を重ねて売買していかなければならないため、取り引きをしている時間がつきっきりでチャートを追ったり発注をしたりしていなくてはならず、また、手数料が取引回数に準じてかかる業者では、さらに利益が下がってしまうなどがあります。

このようにして、薄皮を薄く削いでいくようにして利益を積んでいくスキャルピングですが、一度に大きな利益を得る状況に巡り合うこともあります。
それは、為替市場を大きく左右するような経済要因の前後、例えば米国やユーロ、日本などの経済の要である国の政府から経済指標の発表などがある場合になります。
こういう状況を狙ってスキャルピングすることを「指標スキャルピング」などと呼んだりしますが、この時は秒単位で為替レートが大きく乱高下していくので、スキャルピングでも大きな利益を得ることが出来るようになります。
しかしそれは、大きな損失を被ってしまうことにも直結しており、いわばハイリスクハイリターンの状況下で投資を行うということなのです。
この時の為替レートは本当に乱高下します、取り引きのための情報戦であったり、予測の思惑であったりして、発表前から保持したい人と売り抜けたい人の間で、相場が激しく動き始めます。
発表があった後にはその反応を待ってさらに情報と思惑が錯綜し、売り注文と買い注文が激しく行き交い、為替レートは手が付けられないほどに混乱します。
この機会に乗じて、冷静に状況を読んで、細かな売り買いを繰り返して利益を積んでいくのが指標スキャルピングのいわば真髄ともいえるでしょう。
もちろん初心者が巻き込まれれば、あっという間に大きな負債を抱え込む可能性が強いので、おすすめはしません。
一つの目安として、取り引きを行っているコンピュータシステムに取引が殺到して負荷がかかり、注文の確定にタイムラグが発生するほどの混乱ですので、その状況を推して知っていただければ充分です。

もちろん、こうした状況を乗り切れる経験があるのであれば、有意義な投資取引を行えることに間違いはありませんが、経験が伴わないうちは、まずはこれ以外の時期を狙って経験を積んで、じっくりと利益を積み上げていくべきです。
ギャンブルなどとは違い、経験と学習と分析を繰り返し行っていくことで、勝率を上げることは充分にできます。慌てずにゆっくりと研さんを積むことが、実は一番の近道であることは、言わずもがなのことでしょう。